相場で急な下落が起きたことは知っているけど。。。
フラッシュクラッシュといえば2019年1月3日が一番大きな出来事でした。
リーマン・ショック以来の値下げ幅と言われています。
今回この記事では、フラッシュクラッシュとは何か、原因、防ぎ方までお伝えしていますので、もしよければ参考にしてくださいね。
目次
フラッシュクラッシュとは
簡単にいえば、相場が瞬間的に下落することです。
2019年1月3日に起こった実際のチャートを見てみましょう。
まずはドル円を見てみます。108円から104円まで一瞬で下落しています。
次に豪ドル円を見てみましょう。76円から71円台まで一瞬で下落しています。
ドル円よりも値下げ幅は大きいですね。
あくまでもドル円と豪ドル円を参照してますが、他の円建て通貨ペアでも同様の現象が見られます。
この時日本はお正月、かつ早朝であったため、相場のボラリティが小さく瞬間的に大きく下落したのです。
この下落幅はリーマンショック以来と言われており、多くの投資家がロスカットされる事態となりました。
ちなみにですが、下落した分はしっかりと戻しているので、いかに瞬間的な下落だったのかがわかると思います。
フラッシュクラッシュが起きた原因は?
現在為替取引を実際に行なっているのは人ではなく、コンピュータが多くの割合を占めると言われています。
昔はネットというものはなかったため、ブローカーという仲介人がいて、その人と電話をして今相場はいくらなのか、注文をするのか決済をすのかを伝達で行なっておりました。
そのため、必然的に相場は今のようにリアルタイムで反映することもなかったですし、一般人の私たちが相場の状況を見ることすらもできませんでした。
今やネットやコンピューターが普及し、私たちでも相場を確認したり注文や決済をすることができています。
さらにはAIが発達したことにより、為替取引を人間ではなくコンピュータが行うようになってきました。
人間であれば損益計算や注文や決済に多少なりとも時間がかかります。
しかしコンピュータでは一瞬で損益計算も取引も行えるようになりました。
今回のフラッシュクラッシュの原因は以下のように考えることができます。
多くのAIのアルゴリズムで売りサインが出た
→実際に売却
→想定以上に大幅な下落が起きる
→とある投資家がロスカットになる
→さらに値を下げる
→また別の投資家がロスカットされる
→さらに値を下げる。。。以下繰り返し
通常の相場であれば、必ず買い支える人がいますが、今回フラッシュクラッシュが起きたのは1月3日というお正月、また早朝であったため、下落が下落を呼ぶような相場になってしまいました。
コンピュータかが進んだことによる弊害かもしれません。
今後も人による判断ではなく、コンピュータやAIによる投資や資産運用の手法はどんどん出てくると考えられますので、今後も注意が必要ですね。
フラッシュクラッシュから自分を守るためには?
基本的にフラッシュクラッシュを含めて相場が急激に下落する時は、予想できない時に起こるものです。
もちろん兆候はありました。
今回のフラッシュクラッシュが起きる直前は、緩やかに円高になっていましたし、リーマンショックも米国の不動産価格がありえないほど上昇していましたからね。
必ず相場の急変には理由がありますが、普通は気づきません。誰かが気付いていれば少しずつ売られるなりして緩やかに相場は動きます。
そのためあらかじめ対策できることとすれば、証拠金意地率を高めておく、流動性が低い時はポジションを減らす、というような基本的なことをしっかり守っておくということが必要です。
相場が動かない時に利益にならないからと言って追加注文をするのはよくありません。自分の資金で耐えられるだけの投資を行うべきです。
コンピュータ化されることで、人間が感知するよりも早く相場は動くようになりました。そのため気付いた時には時すでに遅しです。
普段からいつ相場が急変しても良いように準備をしておきましょう。
ちなみに最後になりますが、私みそは2019年1月3日のフラッシュクラッシュに巻き込まれてロスカットになりました。
下記記事ではロスカットにあった1月3日に記事を作成していますので、そのときの生々しさを感じていただけたらと思います。
関連記事:【損失250万円以上】2019年1月3日ループイフダン豪ドル円ロスカットになりました。
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みその資産運用まとめ:1つの資産運用にだけでなくリスク分散しよう
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関連記事:みその不労所得運用まとめ:20代後半男性が行う資産運用のポートフォリオ
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