それでは2019年2月25日週の振り返りと、3月4日週の見通しを見ていきましょう。
2019年2月25日週では、ドル円110.355〜112.075円で推移しており、比較的大きく動いていました。
また先週のオープン時は110.64円、クローズ時は111.945と一週間を通してでは112円にタッチする円安傾向でした。
この記事は毎日YouTubeで公開している動画「朝の為替経済ニュース」で説明している中で、アメリカ関係のみをピックアップしています。
ドル円以外の為替やETF、その他地域(主にヨーロッパ、日本)のニュースも毎日確認したい方は見てみてくださいね(`・ω・´)
まず、アメリカの先週の大きな動きとしては以下の通りです。
※今週のニュースは全て日本経済新聞の写真を引用しています。
・米対外貿易協議
→米中首脳合意へ詰め急ぐ 関税上げ先送り検討(2/23)
→対中関税上げ延期(2/25)
→対中関税引き上げ延期を正式発表(3/1)
・経済指標など
→1月の全米活動指数、8ヶ月ぶりマイナス圏(2/26)
→米卸売上高12月は1.0%減、3ヶ月連続の減少(2/26)
→FRB議長 金融政策は「様子見」(2/27)
→・12月米住宅着工 前月比11.2%減 約3年ぶり低水準(2/27)
・12月住宅価格指数 4.2%増 4年1ヶ月ぶり低水準(2/27)
・10~12月米住宅価格 前期比1.1%上昇(2/27)
・米成長率2.6%増に減速 消費増も住宅減
→FRB議長 資産縮小年内に終了 3月公表へ(2/28)
ではここから下はそれぞれを詳しく見ていきましょう。
※この記事では日本経済新聞に表記されている内容を使用しています。
アメリカの国外政治
アメリカの国外政治の進展は以下の通りありました。
→米中首脳合意へ詰め急ぐ 関税上げ先送り検討(2/23)
→対中関税上げ延期(2/25)
→対中関税引き上げ延期を正式発表(3/1)
それではピックアップして見ていきましょう。
対中関税引き上げ延期を正式発表(3/1)
交渉は引き続いているものの、直近の関税上げは延期されました。
ただし、農業分野などお互いに譲れない部分の問題は残っているので、最終的な詰めは見ていく必要がありますね(^^)対中関税上げ延期 トランプ氏「貿易協議進展」と表明: 日本経済新聞 https://t.co/LXvhBI10k4
— みそ@毎日資産運用ブログ・YouTube更新 (@misomiso_m) 2019年2月25日
上記のツイッターは確定時のものではないですが、最終的には延期が公式発表されました。
基本的には良い傾向にある、という前提で延期になりましたが、直近では米朝協議が破断するなど必ずしも合意するという雰囲気ではなくなりました。
どの分野で譲歩が行われ、どの部分で折り合わなかったのかは、しっかり追っていきましょう。
アメリカ経済の動向
こちらも以下の指標や経済動向が明らかになりました。
→1月の全米活動指数、8ヶ月ぶりマイナス圏(2/26)
→米卸売上高12月は1.0%減、3ヶ月連続の減少(2/26)
→FRB議長 金融政策は「様子見」(2/27)
→・12月米住宅着工 前月比11.2%減 約3年ぶり低水準(2/27)
・12月住宅価格指数 4.2%増 4年1ヶ月ぶり低水準(2/27)
・10~12月米住宅価格 前期比1.1%上昇(2/27)
・米成長率2.6%増に減速 消費増も住宅減(2/28)
→FRB議長 資産縮小年内に終了 3月公表へ(2/28)
こちらもピックアップして見ていきます。
1月の全米活動指数、8ヶ月ぶりマイナス圏(2/26)
ポイントは以下の通りです(^^)
✅1月はマイナス0.43ポイント
✅ゼロを下回ると米経済の成長が過去を下回ることを表す
✅ただし、雇用・住宅関連等は良い➡️雇用統計や住宅関連の指数が下がったときは注意(*´ω`*)
1月の全米活動指数、8カ月ぶりマイナス圏: 日本経済新聞 https://t.co/Tp7cHA3SgQ
— みそ@毎日資産運用ブログ・YouTube更新 (@misomiso_m) 2019年2月25日
相変わらず雇用や住宅関係は良い状態を保っています。
とはいえ、1月は国境の壁建設に伴う政府機関の閉鎖による影響も少なからずあるので、2月が回復したかをしっかり見ておく必要はありますね。
FRB議長 金融政策は「様子見」(2/27)
金融政策に関しては芳しくない発表でした。
内容はほぼ前回と同じような内容ではありますが、ドル円は下がり、110円台に戻っていますね(*´-`FRB議長、金融政策は「様子見」 政治に不透明感: 日本経済新聞 https://t.co/KfsES2Zf6d
— みそ@毎日資産運用ブログ・YouTube更新 (@misomiso_m) 2019年2月26日
世界経済の減速、米中貿易問題など不安が多い世界経済の中、アメリカの経済としても暗に悪くなっていく、ということを示すような発言でした。
少なくとも景気が良いと見込まれるならば金融政策はもっと活発に行われます。
後述しますが、資産縮小を公式に発言する予定なので、この流れは加速すると考えられます。
住宅関連指数 軒並み低水準
先日は米住宅関連で重要な指数が発表されましたね(^^)
✅12月住宅着工数 -11.2%🔻
✅12月住宅価格指数 4.2%🔺
✅10-12月 住宅価格 1.1%🔺良く見えますが、前月比、前期比から見て低水準❌です。
住宅関連は長期的な相場に役立つ指標なので、しっかり追って行きましょう😊
— みそ@毎日資産運用ブログ・YouTube更新 (@misomiso_m) 2019年2月27日
ずらーっと、住宅関連の指標を並べてみました。
結果としては、よくありません。
まだ増加しているものもありますが、伸びが緩やかになり前月比・前期比では低水準です。
世界の住宅価格も停滞中なので、この流れが続いてしまうのかをしっかりみておきましょう。
米成長率2.6%増に減速 消費増も住宅減(2/28)
少しずつ住宅関係や雇用関係(失業保険申請件数)も下がっている指標がちらちら出てきてます。
ドル円は強いですが、長期的にはマイナス成長へ進む可能性が高いことは頭に入れておきましょう(*´-`)米成長率2.6%増に減速、10~12月期 消費増も住宅減: 日本経済新聞 https://t.co/FWGCr1I3Pv
— みそ@毎日資産運用ブログ・YouTube更新 (@misomiso_m) 2019年2月28日
こちらも同内容です。
住宅関連の他には雇用関係も見ておくべきですね。
最近の雇用関係も不安定なので要注意です。
FRB議長 資産縮小年内に終了 3月公表へ(2/28)
FRB議長が資産縮小について言及されました。
今までは予測にすぎず、実際は3月の発表が待たれますが、ほぼ確実でしょう(^^)資産縮小「年内に終了」 FRB議長明言、3月公表へ: 日本経済新聞 https://t.co/CVzHuO8NYo
— みそ@毎日資産運用ブログ・YouTube更新 (@misomiso_m) 2019年2月27日
さて、とうとう資産縮小への流れが確定しそうです。
一応、現時点では「見込み」なのですが、ほぼ確定でしょう。
前から言われていることなので、ドル円がこの発表を機に動くかどうかは未知数ですが、発表のタイミングはしっかりキャッチしておきましょう。
【番外編】住宅価格世界で頭打ち 経済の下押し要因に
このブログではアメリカを主に取り扱っていますが、きちんと世界経済の潮流も把握しておきましょう。
特にアメリカは雇用関係と並び、住宅関係は良い数字を保っています。
逆に住宅関係で数字が悪くなれば、アメリカ経済も不安視されてきます。
その上で、世界的には住宅価格は下落方向にあるのだと知っておきましょう。
アメリカは世界経済を引っ張っているものの、世界全体では住宅関係は良くないということです。
アメリカ今後は住宅関係の数字も悪くなっていくという予測がありますが、どのタイミングで現れるのかをしっかりとキャッチすることが必要です。
世界経済が悪くなれば必ずアメリカ経済も悪くなるというわけではないですが、なりやすい、後追いをする可能性があるというのを頭に入れておきましょう。
2019年2月25日週のドル円推移と3月3日週の見通し
ニュースを確認した上で、ドル円の動きを見てみましょう。
1週間では大きな上昇陽線
日足では112円にタッチするほど後半に伸びています。
1時間足ではきれいな上昇を進んでいますね。
2019年2月25日週では、ドル円110.355〜112.075円で推移しており、比較的大きく動いていました。
また先週のオープン時は110.64円、クローズ時は111.945と一週間を通してでは112円にタッチする円安傾向でした。
今週、112円にタッチするほどドル円が上がると踏んでいた人は少ないでしょう。
多くのショートポジションを持っていた方が焼かれたと思います。
先週は110.6円から110.9円のレンジ相場であり、対中関税の延期もほぼ確実でしたし、大きなトレンドはなかったと思います。
1つ言えば、米朝会議の破断でトランプ政権が弱気でなかったということでドルが強くなり、北朝鮮との和解への道のりが遠くなったことで円が安くなったということも考えられるかもしれませんが、そこまで大きなインパクトはないと思っていました。
とは言え、実際にチャートは上昇しているので、そこから考えると、下値も上値も思い中で米中貿易協議の進展に融和感というプラス情報からドルが強くなったと考えられます。
今週の陽線が非常に大きかったので直近の最高値114円まで伸びる可能性が出てきました。
しかし、米中貿易協議の進展によって左右されると思いますし、一旦押し目で下落する可能性もあるので、上がってるから今買おう!と早合点せず、しっかり自分で考えて売り買いしてくださいね。
おすすめのFX会社・為替運用口座
みそが運用している、または運用にオススメできる口座を自動売買・裁量取引2つずつをピックアップしています。
自動売買ならループイフダンかトラリピ
実際にみそはループイフダンを運用していますが、将来的にはトラリピも運用したいと思います。
ループイフダンの特徴は、通貨ペア・値幅・最大ポジション数という3つを設定すれば良いだけで簡単に運用を始めることができます。
ループイフダンドル円も早く運用したいですね。ループイフダンの設定記事はこちらから(※ただし、内容は豪ドル円です)
関連記事:ループイフダンおすすめ通過ペアは豪ドル円!選んだ理由と設定や利益はどのくらい?
また、トラリピでは自分で好きな通貨量・値幅などを設定することができ、ループイフダンと比べると手の届かない痒いところまで設定を変えることができます。
トラリピは現状使用していませんが、今後運用資金が貯まれば使って見たいサービスですね。
裁量取引ならDMM FXかマネーパートナーズ
DMMFXは口座数が日本一で、何といっても信頼性が一番高いです。
ユーザーが多いということは良いサービスを提供し続けている証拠ですからね。
実際メールやLINE、電話などさまざまなスタイルで24時間サポートを行っており、初心者にとって利用しやすい口座です。
ただし、運用通貨が10,000通貨からのため、その点は気をつけるべきです。
もし、少ない通貨からお試しで始めたい方は100通貨から始められるマネーパートナーズがおすすめです。
スプレッドも狭く約定率も高い。
私みそも口座を開設していますし、運用しています。
DMMFXが一番のおすすめではありますが、10,000通貨からの取引はちょっと、、、というのであれば、まずマネーパートナーズから初めて見るのも良いですね。
\口座開設数NO1DMM FX/